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武田、通期予想下方修正 痔ろう治療薬などで減損損失1158億円

ロイター / 2023年10月26日 16時21分

10月26日、武田薬品工業は痔ろう治療薬「アロフィセル」、肺がん治療薬「EXKIVITY」などを巡って1158億円の減損損失を計上したとして、2024年3月期の業績予想(国際会計基準)を下方修正したと発表した。写真は都内の本社。2018年7月撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Shinichi Uchida

[東京 26日 ロイター] - 武田薬品工業は26日、痔ろう治療薬「アロフィセル」、肺がん治療薬「EXKIVITY」などを巡って1158億円の減損損失を計上したとして、2024年3月期の業績予想(国際会計基準)を下方修正したと発表した。営業利益は2250億円(従来3490億円)に見直した。IBESによるアナリスト17人のコンセンサス予想は4003億円だった。

純利益は従来の1420億円から930億円に下方修正した。売上収益は為替の円安傾向を踏まえ前提レートを変更したことで3兆8400億円から3兆9800億円に上方修正した。

武田が経営指標として重視する、為替レート変動の影響を排除したコア売上収益・営業利益の増減率は5月の決算発表時から変更はないとしている。

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