1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

フィリピン中銀、インフレ対応で0.25%緊急利上げ 11月追加措置も

ロイター / 2023年10月26日 19時4分

 10月26日、フィリピン中央銀行は0.25%ポイントの緊急利上げを発表した。写真は同行のロゴ。2016年4月、マニラで撮影(2023年 ロイター/Romeo Ranoco)

[マニラ 26日 ロイター] - フィリピン中央銀行は26日、0.25%ポイントの緊急利上げを発表した。レモロナ中銀総裁は、インフレを抑制する政策対応の「至急の」必要性が生じていたと説明し、情勢次第で11月に追加利上げする可能性も示唆した。

政策金利の翌日物リバースレポ金利は6.25%から6.50%に引き上げられた。

中銀は、インフレ率が少なくとも2024年7月まで、今年の目標(2─4%)を上回り続けるとの予測を示した。

レモロナ総裁は「インフレ期待の持続的な下降トレンドが定着するまで政策引き締めをより長く維持する必要があると理事会は判断している」と会見で述べた。

中銀は、昨年5月以降、累計4.25%利上げした後、9月まで4会合連続で据え置いていた。

レモロナ総裁は「(利上げが)やや後手に回っていたと思う。それが今回のキャッチアップの理由だ」と説明した。

状況が想定より悪ければ、次回11月16日の定例会合で追加利上げを検討することになるとした。

10月初めに発表された9月の消費者物価は、コメの価格が14年ぶりの高い伸びになるなど食品価格の上昇で4カ月ぶりの大幅な伸びを記録。中銀は金融引き締めを再開する用意があると表明していた。

第2・四半期の国内総生産(GDP)は2011年以来、12年ぶりの低い伸びだった。

レモロナ総裁は、政策引き締めは成長見通しに影響を及ぼしていないとし、「中銀は物価安定の責務にのっとり、インフレを目標に整合させるために必要な政策対応をする用意がある」と述べた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください