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カナダ中銀総裁、金利ピークの可能性示唆 「景気もはや過熱せず」

ロイター / 2023年10月27日 4時27分

カナダ銀行(BOC、中央銀行)のマックレム総裁は、インフレが中銀の予想通りに低下すれば、一段の利上げを行う必要はない可能性があると述べた。(2023年 ロイター/Chris Wattie)

(誤字を修正して再送します)

[オタワ 26日 ロイター] - カナダ銀行(BOC、中央銀行)のマックレム総裁は、インフレが中銀の予想通りに低下すれば、一段の利上げを行う必要はない可能性があると述べた。

マックレム総裁は26日に放送されたカナダの公共放送CBCラジオのインタビューで「景気はもはや過熱していない。将来的にインフレは一段と緩和すると予想されており、これが実現すれば、一段の利上げの必要性はなくなる」と述べた。

利下げについては、金利を引き下げる前に、インフレ率が中銀が目標とする2%に向けて低下していることを示す「明確な証拠」が必要になると指摘。「インフレを低下させられれば、金利を現行水準から引き下げることができる」と述べた。ただ、「新型コロナウイルス感染拡大前の水準には戻らない」との見方も示した。

カナダ中銀は25日に開いた理事会で、政策金利である翌日物金利の誘導目標を予想通り5.0%に据え置くと決定した。

次回決定会合は12月6日。大部分のアナリストは今回の利上げサイクルは終了したとの見方を示している。

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