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米ウエスタンデジタルとキオクシア、統合交渉打ち切り=関係者

ロイター / 2023年10月27日 8時51分

経営統合を目指していた米ウエスタンデジタル(WD)と日本のキオクシアホールディングス(東京・港区)が、交渉を打ち切ったことが分かった。事情を知る関係者がロイターに明らかにした。写真はキオクシアのロゴ。2021年9月、都内で撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Yoshifumi Takemoto

[東京 27日 ロイター] - 経営統合を目指していた米ウエスタンデジタル(WD)と日本のキオクシアホールディングス(東京・港区)が、交渉を打ち切ったことが分かった。事情を知る関係者がロイターに明らかにした。条件が整わなかったとしている。

キオクシアに間接出資する韓国のSKハイニックスは統合に同意していなかった。打ち切りを先に報じた日本経済新聞は、キオクシア筆頭株主の米投資ファンド、ベインキャピタルとも統合を巡る条件で折り合えなかったと伝えている。

WDとキオクシアは月末の合意を目指していた。日本の3メガバンクなどは先週、1兆9000億円の融資を確約。合意に向けて前進したが、統合の実現までにはSKハイニックスの同意や中国競争当局の承認取り付けが課題として残っていた。

NAND型フラッシュメモリーの世界シェアでキオクシアとWDはそれぞれ2位と4位。統合が実現すれば、最大手の韓国サムスン電子と並ぶはずだった。

キオクシアはもともと東芝の事業で、2018年に米投資ファンドなどからなる連合に売却された。WDとはこれまで三重県や岩手県の工場運営などで協業しており、21年ごろから統合に向けた交渉を断続的に進めてきた。

足元ではスマートフォンなどの需要低迷で半導体メモリー市況は急速に悪化。両社は22年10─12月期から3四半期連続で最終赤字に陥っている。

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