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ハマス、新たに人質17人解放 4歳の米国人少女も

ロイター / 2023年11月27日 7時41分

イスラム組織ハマスは新たに17人の人質を解放した。解放されたのはイスラエル人13人とタイ国籍4人で、26日にイスラエルに到着した。写真は解放されたパレスチナ人。11月26日撮影(2023年 ロイター/Ammar Awad)

Nidal al-Mughrabi Maayan Lubell James Mackenzie

[ガザ/エルサレム 26日 ロイター] - イスラム組織ハマスは、4歳の米国人少女を含む17人の人質を新たに解放した。

赤十字国際委員会はパレスチナ自治区ガザから17人の人質の移送に成功したと発表した。ハマスはイスラエル人13人、タイ人3人、ロシア国籍の1人を引き渡したとしている。

ロイターのテレビ映像からはイスラエルの刑務所からパレスチナ人が解放される様子も確認できる。

バイデン米大統領は、囚人が釈放される限り戦闘の一時停止が続くことを期待すると表明。確かな情報はないが、ハマスによってより多くの米国人が解放されることを望んでいると述べた。

また4歳の少女について、10月7日のイスラエル攻撃の際にハマスの戦闘員によって両親が殺されるのを目撃し、それ以来拘束されていたと明らかにした。

イスラエルのネタニヤフ首相は26日、ガザ地区の治安部隊と面会した。ネタニヤフ氏は人質解放についてバイデン氏と話したことも明らかにし、1日延長するごとに10人の人質が解放されるのであれば、戦闘休止の延長を歓迎すると述べた。

ただ、戦闘休止が終われば、ハマス排除などの目標達成に向け再び全力を尽くすとバイデン氏に伝えたことも明らかにした。

人質解放はガザへの援助物資の搬入状況を巡ってハマスが反発し遅れていたが、カタールとエジプトの仲介で解消された。4日間の戦闘休止期間中にハマスは人質50人を解放し、イスラエルは150人のパレスチナ人を釈放する予定。

ハマスは25日夜、人質を赤十字国際委員会に引き渡した。ガザからラファ検問所を通ってエジプトに入る姿がテレビで放送された。解放された13人のイスラエル人のうち、6人は女性で7人は子供を含む未成年者だった。

イスラエルも収監するパレスチナ人を釈放した。パレスチナ通信社WAFAはこのうち6人は女性で33人は未成年と報じた。

パレスチナ当局者はハマスが4日間の戦闘休止を継続すると述べた。

ハマスは戦闘休止合意に基づき24日にも拘束している人質の24人を解放した。

第2弾となる今回はハマスが25日、ガザ北部への援助トラックの乗り入れなど合意の条件が全て満たされるまで解放を延期すると表明し、実現が一時危ぶまれる場面があった。

ハマスのオスマン・ハムダン報道官は、24日以降340台の援助トラックがガザに入ったが、ガザ北部に到着したのは65台にとどまると指摘。これは「イスラエルが合意した半分以下だ」と非難した。

イスラエル国防軍はガザ地区内での援助物資の配給は国連と国際機関によって実施されていると反論した。

国連によると、25日にガザ北部に届けられたトラックは61台で、10月7日以降で最多となった。援助物資には食料、水、緊急医療品が含まるとした。

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