豪中銀、追加引き締め排除せず インフレ上振れリスク警戒
ロイター / 2024年6月26日 9時56分
[シドニー 26日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)のケント総裁補は26日、金融政策は制限的で、現行の政策金利が多くの家計に経済的負担をもたらしていることを認識しているが、インフレ抑制に必要なら追加引き締めも排除しないと述べた。
ケント氏は銀行業界向けの講演で、現行4.35%の政策金利が需要の伸び鈍化とインフレ率低下につながっていると述べた。
「金利上昇により、多くの人が家計への圧迫を感じていることは認識している」と述べ、住宅ローンの支払いが可処分所得の10%を占める水準にまでに増加していることに言及した。
金利は中立金利(景気を熱しも冷ましもしない水準)の推計値を明らかに上回っていると述べた。
中銀は18日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを市場の予想通り12年ぶり高水準の4.35%に据え置いた。据え置きは5会合連続。インフレの上振れリスクを踏まえ利上げの是非を議論。最終的には据え置きを決定し、利上げへのハードルが依然高いことが示された。
ケント氏は緩和を急ぐ必要はないとし、「足元の経済指標はまちまちだが、インフレの上振れリスクを警戒する必要性が高まっている」と指摘。「そのため金利動向に関して中銀は何も決定していない」と述べた。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1来月の日欧の共同訓練批判=ロシア
時事通信 / 2024年6月29日 16時21分
-
2米民主党はバイデン氏の交代検討を 独高官
AFPBB News / 2024年6月29日 16時39分
-
3ウクライナ、クリミアのロシア宇宙通信施設を破壊 軍が今週攻撃
ロイター / 2024年6月29日 1時28分
-
4ニュース裏表 峯村健司 「露朝条約」にいらだち募らせる中国、三角関係に〝きしみ〟プーチン氏の訪朝、東アジアの国際秩序に地殻変動もたらす
zakzak by夕刊フジ / 2024年6月29日 10時0分
-
5「中国強くなれば世界平和に」=新興国との連帯強調―習主席
時事通信 / 2024年6月28日 17時22分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください