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ガザ停戦交渉が複雑に、イスラエルが計画変更を要求=関係筋

ロイター / 2024年7月26日 12時24分

 7月25日、イスラエルはパレスチナ自治区ガザでの停戦計画に変更を求め、交渉を複雑化させている。写真はイスラエルとガザの境界線で準備を整えるイスラエル軍。25日撮影(2024 ロイター/Amir Cohen)

Jonathan Landay

「ワシントン/カイロ 25日 ロイター」 - イスラエルはパレスチナ自治区ガザでの停戦計画に変更を求め、交渉を複雑化させている。西側高官とパレスチナ筋それぞれ1人とエジプト筋2人が明らかにした。

4人によると、イスラエル側は、自治区南部に避難したパレスチナ人が、停戦に伴い北部に帰る際、審査する仕組みを設けるよう要求。これは避難民が自由に帰還できるようにする従来の合意から後退している。

ガザ北部に戻った民間人の中の「工作員」が、同地に隠れているイスラム組織ハマスの戦闘員を支援しかねない、というのがイスラエル側の懸念だと西側高官は説明した。

パレスチナおよびエジプト筋によると、ハマスはイスラエルの新たな要求を拒否した。

エジプト筋2人によると、イスラエルがガザとエジプトの境界管理継続を要求していることも合意の壁となっている。エジプト側は要求を退けた。

ハマス高官のサミ・アブ・ズーリ氏は「(イスラエルの)ネタニヤフ(首相)は依然として交渉を引き延ばしている。今のところ彼の姿勢に変化はない」と述べた。

バイデン米大統領は25日、ネタニヤフ氏との会談で停戦合意の実現を迫った。会談に先立つ24日、米政府高官は記者団に対し、最終合意は近いと説明。しかしハマスのズーリ氏はこの見方を否定している。

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