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スリランカ、大統領選を9月21日に実施 改革の行方を左右

ロイター / 2024年7月26日 13時18分

7月26日、スリランカ政府は大統領選挙を9月21日に行うと発表した。同国は過去数十年で最悪の金融危機に見舞われており、改革の行方を左右する重要な選挙となる見通し。首都コロンボで2022年4月撮影(2024年 ロイター/Dinuka Liyanawatte)

Uditha Jayasinghe

[コロンボ 26日 ロイター] - スリランカ政府は26日、大統領選挙を9月21日に行うと発表した。同国は過去数十年で最悪の金融危機に見舞われており、改革の行方を左右する重要な選挙となる見通し。

立候補の届け出は8月15日に締め切られる。現職のウィクラマシンハ大統領のほか、野党・統一人民戦線(SJB)のプレマダーサ党首や、人民解放戦線(JVP)のディサーナーヤカ党首が出馬するとみられている。

ウィクラマシンハ氏はラジャパクサ前大統領が金融危機に対する抗議行動で国外に逃亡したことを受けて、2022年7月に大統領に就任。ラジャパクサ氏の残りの任期を務めている。

スリランカのシンクタンク、センター・フォー・ポリシー・オルタナティブズ(CPA)の上級研究員ババニ・フォンセカ氏は「今はスリランカにとって重大な時期だ」と指摘。選挙が実施されることは民主主義にとって極めて重要で、自由で公正な選挙は不可欠だと語った。

ウィクラマシンハ政権は国際通貨基金(IMF)の支援を受けて経済を立て直し、インフレ率は22年9月の70%から6月には1.7%まで急低下した。通貨スリランカルピーは上昇し、外貨準備も回復している。

スリランカ経済は危機のさなかに7.3%縮小したが、昨年は2.3%の成長を記録し今年も3%の伸びが見込まれている。

しかしIMFプログラムによる増税や長期間のインフレ、雇用市場の停滞により、人口の4分の1が貧困に陥った。プレマダーサ、ディサーナーヤカ両氏は国民の生活費負担と政府の債務返済負担を軽減するために、IMFプログラムの見直しを検討する意向を示している。

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