カナダ中銀、政策の軸足インフレ抑制から景気支援に
ロイター / 2024年7月26日 13時36分
アナリストは、カナダ銀行(中央銀行)が金融政策の軸足をインフレ抑制から成長支援に移しつつあり、今後数カ月で追加利下げを行う可能性が高まっていると指摘する。写真は2012年7月にオタワで撮影(2024年 ロイター/Chris Wattie)
Promit Mukherjee Fergal Smith
[オタワ 25日 ロイター] - アナリストは、カナダ銀行(中央銀行)が金融政策の軸足をインフレ抑制から成長支援に移しつつあり、今後数カ月で追加利下げを行う可能性が高まっていると指摘する。
中銀は24日、政策金利を0.25%ポイント引き下げ、4.5%とした。利下げは2会合連続。中銀はインフレの下振れリスクが金融政策の討議において重視されるつつあるとした。
短期金融市場が織り込む次回9月会合での利下げ確率は約60%。年末までに44ベーシスポイント(bp)の利下げを織り込んでいる。
IGウェルス・マネジメントのチーフ・インベストメント・ストラテジスト、フィリップ・ペトゥ・ルソン氏は「カナダ銀行は既に勝利したインフレ対策から、より必要性の高い経済支援へと重点を移した」と述べた。
カナダの国内総生産(GDP)の伸びはここ数四半期、中銀が潜在成長率とみる2.25%を下回っている。第1・四半期の成長率は1.7%だった。
マックレム総裁は「インフレ率を2%に戻す決意があるが、経済を過度に低迷させ、インフレ率が2%目標を下回ることは望んでいない」と利下げ決定後に記者団に語った。
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