EU当局、兵士訓練教官のウクライナ派遣を加盟国に勧告せず=独紙
ロイター / 2024年8月26日 10時50分
8月24日、欧州連合(EU)の欧州対外行動局(EEAS)は、対ウクライナ軍事支援ミッションの見直しを行い、ウクライナのニーズに合わせて兵士の訓練を調整するよう加盟国に要請したが、同国への教官派遣を勧告するには至らなかったと、独紙ウェルト・アム・ゾンタークが報じた。写真は訓練場を視察し、兵士らと握手するウクライナのゼレンスキー大統領。6月代表撮影(2024年 ロイター)
[ベルリン 24日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州対外行動局(EEAS)は、対ウクライナ軍事支援ミッションの見直しを行い、ウクライナのニーズに合わせて兵士の訓練を調整するよう加盟国に要請したが、同国への教官派遣を勧告するには至らなかった。独紙ウェルト・アム・ゾンタークが24日に報じた。
2022年11月に開始された同ミッションは主にポーランドとドイツで約6万人のウクライナ兵士を訓練しており、11月中旬に現在の任務が終了した時点でさらに2年間延長されることになっている。
同紙によると、EEASは「(ウクライナ)兵士が後に戦闘で使用する装備と同じもので訓練することが不可欠だ」と指摘。EUの国防相が近くこの問題について協議するとした。
EUはロイターのコメント要請に現時点で応じていない。
ウクライナは5月、自国領土での訓練実施をEUに要請したが、EUが戦争に巻き込まれる可能性への懸念などから加盟国の意見は分かれている。
EEASは「EU軍がウクライナ領土に駐留すれば、ロシアが挑発行為と見なす可能性が高い」と指摘した。
一方、ウクライナに調整拠点を設け、ウクライナ国境付近で訓練を実施する可能性を模索するとともに、より多くのウクライナ人教官を訓練することを勧告した。
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