日経平均は3日ぶり反落、FRB議長発言受けた円高が重し
ロイター / 2024年8月26日 15時53分
[東京 26日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比254円05銭安の3万8110円22銭と、3営業日ぶりに反落して取引を終えた。前週末にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が9月利下げを示唆し、米金利低下とドル安/円高が進み、日本株の重しとなった。円高進行が一服すると日経平均も下げ渋る展開となった。東証プライム市場の売買代金は5営業日連続で3兆円台で、連日の薄商い相場となった。
日経平均は前営業日比207円安と軟調にスタート。一時、538円安の3万7825円31銭まで下落した。後場終盤にはドルが再び144円台と円安基調になり、日経平均は下げ幅を縮小、心理的節目の3万8000円台でのもみ合いとなった。
東証株価指数(TOPIX)は0.87%安の2661.41ポイントで取引を終え、同じく3日ぶり反落となった。東証プライム市場指数は前営業日比0.87%安の1369.69ポイント。プライム市場の売買代金は3兆3219億4700万円と薄商いだった。
東証33業種では、輸送用機器、銀行、ゴム製品、保険、非鉄金属などなど21業種が値下がり、パルプ・紙、空運、不動産など12業種が値上がりした。
大和証券の林健太郎シニアストラテジストは「このところ取引時間中のドル/円が不安定で、腰の据わった中長期志向の投資家の買いが入りづらい」と話す。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)までは、為替の動向に左右される不安定な株式相場が続きやすいとみている。
トヨタ自動車が3%安、ホンダ、スズキ、デンソーが2─3%と自動車株が軟調。東京エレクトロン、アドバンテストも2%超安だった。半面、指数寄与度の高いファーストリテイリングは1%超高、ニトリホールディングスは3.9%高となった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が4.88%高の671.79ポイントと、3日続伸した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが773銘柄(46%)、値下がりは830銘柄(50%)、変わらずは43銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 38110.22 -254.05 38156.41 37,825.31─38,204.81
TOPIX 2661.41 -23.31 2671.00 2,646.74─2,673.27
プライム市場指数 1369.69 -12.05 1373.47 1,362.20─1,375.14
スタンダード市場指数 1238.02 +2.15 1236.50 1,234.18─1,238.83
グロース市場指数 856.97 +36.76 826.17 826.17─856.97
グロース250指数 671.79 +31.27 645.59 645.59─671.79
東証出来高(万株) 131431 東証売買代金(億円) 33219.47
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1電気・ガス料金高止まり「風呂キャンセル」「設定温度1℃」で何円変わる? “ちょっとした”節約術をご紹介【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月29日 21時59分
-
2行列スキップ「ファストパス」飲食店で拡大!食材費や人件費の補填や、ドタキャン対策にも【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月29日 21時30分
-
3ワークマンは「8800円ランドセル」で勝負…「過去最悪の少子化」でも異業種がランドセル市場に続々参入するワケ
プレジデントオンライン / 2024年11月29日 16時15分
-
4高級タワマン老人ホームへ引っ越しました!…慶應卒・78歳同期の元常務から届いた満面の笑みの年賀状。年金月30万円・元部長は即座に画像検索「脅威の入居金額」に悶絶
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月29日 10時45分
-
51億円売れた“宇宙服素材”布団 厚さ「3センチ」で真冬越せる性能 どう開発した?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月30日 8時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください