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河野デジタル相、自民党総裁選に出馬表明 「財政規律取り戻す」

ロイター / 2024年8月26日 16時22分

 8月26日、自民党の河野太郎デジタル相(写真)は記者会見を開き、9月の総裁選(27日投開票)への立候補を表明した。写真は昨年9月、都内で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Kentaro Sugiyama

[東京 26日 ロイター] - 自民党の河野太郎デジタル相は26日に記者会見を開き、9月の総裁選(27日投開票)への立候補を表明した。日本の財政の現状は「有事」との認識を示し、「そろそろ財政規律をしっかり取り戻さなければならない」と語った。民間主導の経済成長に向けて「妨げになっているような規制は大胆に改革をしていかなければならない」と述べた。

河野氏は2009年、21年に続き3度目の総裁選挑戦となる。今回の総裁選を「世界のかたちを議論しなければならない総裁選」と位置付け、国内外の有事を乗り越えるために「これまでの経験を活かして日本のリーダーとしてこの国をさらに前に進めたい」と決意を語った。

会見で配布した資料では、日本を前に進めるため、1)憲法改正、2)外交・安保、3)経済・地域活性化、4)デジタル、5)防災・危機管理を政策の5本柱にするとした。党改革・政治改革への取り組みの第1歩として、今回のパーティー券収入の収支報告書への不記載額の返納を求めることも表明した。

安全保障では台湾有事など想定し得る有事に備える自衛隊の防衛力整備、人的投資の強化、能動的サイバー防御の法制化を行うほか、気候変動や地域間紛争における地政学リスクを考え、「食料安全保障」を確立するとした。

河野氏は経済政策について「インフレが安定的に2%で続いていくに従って金利の正常化も行われてくる」と指摘。国の財政も影響を受けるため、財政規律を取り戻すことは重要だと語った。一つ一つの予算事業を見直し、効果のないものは取りやめると述べた。

エネルギー政策については、将来的にデータセンターと生成AIで電力需要が跳ね上がることから、必要な電力を確保するためにあらゆる技術を持っておく必要があると指摘。「その中には水素やアンモニア、CCS(二酸化炭素回収・貯留)、あるいは核融合、いろんなものがあると思うし、(原子力発電所の)リプレース(建て替え)といったものも選択肢としてはある」と述べた。

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