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独IFO業況指数、8月は86.6に低下 景気回復期待が後退

ロイター / 2024年8月26日 18時41分

独IFO経済研究所が26日発表した8月の業況指数は86.6で、前月の87.0から低下した。写真はフランクフルトで2021年10月撮影(2024年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[ベルリン 26日 ロイター] - 独IFO経済研究所が26日発表した8月の業況指数は86.6で、前月の87.0から低下した。これで3カ月連続の低下。製造業の状況が一段と悪化するとともに、サービス業も悪化した。景気回復期待が後退している。

ロイターがまとめた市場予想の86.0は上回った。

クレメンス・フュースト所長は「ドイツ経済はさらに危機に陥りつつある」と指摘した。

現況指数も87.1から86.5に低下。市場予想と一致した。

期待指数は87.0から86.8に小幅低下。市場予想の86.5を上回った。

IFOのエコノミスト、クラウス・ボールラーベ氏は引き続き全ての部門で受注が低迷したと指摘。第3・四半期の国内総生産(GDP)がマイナス成長になる可能性があると述べた。

バーデン・ビュルテンベルク州立銀行(LBBW)のエルマー・フェルカー氏は「現在、楽観できる理由はあまり多くない」とし、不安定な世界経済、地政学リスク、米大統領選に言及。

VP銀行のチーフエコノミスト、トマス・ギッツェル氏は「当面、景気の回復は見込めない。ドイツ経済は引き続き景気後退と最低限の経済成長のはざまで推移している」と述べた。

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