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ガザ中部に新たな避難命令、入院患者も退避強いられる

ロイター / 2024年8月26日 19時52分

イスラエルは25日遅く、パレスチナのガザ地区中部デイルアルバラに新たな避難命令を出した。攻撃の死者の葬儀、ガザ南部ハンユニスで26日撮影。(2024年 ロイター/Mohammed Salem)

Nidal al-Mughrabi Ramadan Abed

[26日 ロイター] - イスラエルは25日遅く、パレスチナのガザ地区中部デイルアルバラに新たな避難命令を出した。26日にはデイルアルバラなどで攻撃があり、少なくともパレスチナ人7人が死亡した。

イスラエル軍の攻撃により、デイルアルバラで2人、中部ヌセイラト難民キャンプで2日、最南部ラファで3人が死亡した。

デイルアルバラ当局によると、イスラエルの指示を受け、これまでに25万人が避難した。

新たな避難命令により、主要医療施設のアルアクサ病院の患者や家族も避難を余儀なくされた。

国境なき医師団(MSF)は25日夜、MSFが支援するアルアクサ病院から約250メートル離れた場所で爆発があり、パニックが起きたとXで表明。「救命治療は続けるが、負傷の治療をしばらくの間中止するか検討している」とした。

MSFは、ガザ保健省の情報として、同病院の約650人の患者のうち、残っているのはわずか100人で、うち7人が集中治療室に入っていると説明。「この状況は受け入れがたい。この数週間、アルアクサ病院は、行き先を失った患者も受け入れて定員オーバーの状況で対応してきた。全ての戦争当事者は、病院と患者の医療へのアクセスを尊重しなければならない」と訴えた。

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