イスラエル、ヒズボラの攻撃阻止 国境の現状は「持続不可能」とも

イスラエル当局者は２６日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラによるミサイル攻撃の大部分がイスラエル軍の先制攻撃により阻止されたもようという認識を示した。イスラエル北部で２５日撮影（２０２４年　ロイター/Ammar Awad）

James Mackenzie

［エルサレム　２６日　ロイター］ - イスラエル当局者は２６日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラによるミサイル攻撃の大部分がイスラエル軍の先制攻撃により阻止されたもようという認識を示した。

イスラエル政府のメンサー報道官は記者会見で、ヒズボラはイスラエルの攻撃により「壊滅的な打撃」を受けたとした一方で、より長期的な解決策が依然として必要と指摘。レバノンと国境を接するイスラエル北部に数万人の避難民がいる状況を踏まえ「現在の状況は持続可能ではない」との見解を示した。

ヒズボラは２５日、イスラエルによる最高幹部殺害の報復として、同国に対し数百発のロケット弾と無人機（ドローン）を発射した。イスラエル軍はヒズボラが大規模攻撃を準備していることを事前に察知し、約１００機の戦闘機でレバノンの標的を攻撃したと発表した。