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パキスタン南西部、武装勢力が襲撃 60人以上死亡

ロイター / 2024年8月27日 2時33分

パキスタン南西部バルチスタン州で25日夜から26日にかけて、武装勢力が警察署や鉄道、高速道路を襲撃した。(2024年 ロイター/Reuters TV via REUTERS)

Saleem Ahmad Saud Mehsud

[クエッタ(パキスタン) 26日 ロイター] - パキスタン南西部バルチスタン州で25日夜から26日にかけて、武装勢力が警察署や鉄道、高速道路を襲撃した。治安部隊との銃撃戦も発生し、合計60人以上が死亡した。

同州はイランやアフガニスタンに国境を接するパキスタンで最大面積の州で、金や銅鉱山などの資源に恵まれるほか、中国が戦略的に関与する港湾がある。一方で貧困率が高く、反政府の複数の武装勢力は数十年にわたり、州の分離独立を求めてきた。

ナクビ内相は声明で「襲撃はパキスタンに政治的混乱を引き起こそうとする周到な計画だ」と述べ、25日と26日の襲撃後の作戦で治安部隊が12人の武装勢力を殺害したと言及した。

パキスタン軍によると、武装勢力による幹線道路でのバスや貨物トラックなどを標的とした最大規模の攻撃の後、治安部隊との銃撃戦により14人の兵士や警官隊と、21人の武装勢力が死亡した。パキスタン内務省が死亡を確認した12人の武装勢力が含まれているかどうかは、明らかになっていない。地元当局によると、この襲撃で少なくとも23人の乗客が死亡、35台の車両が炎上した。

鉄道当局によると、鉄道は州都クエッタと他地域を結ぶ橋のほか、隣国イランとの路線での爆発を受けて運行を停止している。警察は鉄道橋の攻撃現場周辺で身元不明の6人の遺体を発見したと述べた。

このほか、警察署や警備施設なども標的とされ、少なくとも10人が殺害された。

反政府武装組織「バルチ解放軍」(BLA)はメディアに向けた声明で、複数の襲撃を実行したと主張した。BLAは、パキスタン政府がバルチスタンのガスや鉱物資源を不当に搾取していると主張し、中国の排除と州の独立を求めている。

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