米ブラックストーン、133億ドルで英北東部に大型データセンター建設

　９月２５日、英首相官邸はイングランド北東部ノーサンバーランドに米投資会社ブラックストーンが１００億ポンド（１３３億ドル）を投資し、人工知能（ＡＩ）向けデータセンターを建設することを確認した。写真はブラックストーンのロゴ。２０２３年１月、ニューヨークで撮影（２０２４年　ロイター/Jeenah Moon）

[２５日 ロイター] - 英首相官邸は２５日、イングランド北東部ノーサンバーランドに米投資会社ブラックストーンが１００億ポンド（１３３億ドル）を投資し、人工知能（ＡＩ）向けデータセンターを建設することを確認した。

米ニューヨーク訪問中のスターマー首相は、来年の建設で４０００人の雇用が創出され、このうち１２００人が建設に携わることになると述べた。

ブラックストーンは４月、ノーサンバーランドで利用者のいないまま荒れ放題だった場所に事業者向け貸し出しを行う大型の「ハイパースケール・データセンター」（ＨＳＤＣ）を建設することを提案していた。この敷地は以前、大規模な電気自動車用バッテリー工場の建設予定地だった。

新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）の後、オフィスの空室が増えるなど資産価格が落ち込んで投資家が不安定な状況に置かれている中、エネルギーを大量消費するデータセンターは、ブラックストーンのような商業用不動産の所有者には数少ない成長分野となっている。