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MSはクラウド市場で競争阻害 グーグルがEUに苦情申し立て

ロイター / 2024年9月26日 11時4分

 9月25日、米アルファベット子会社グーグルは、欧州連合(EU)欧州委員会に対して、マイクロソフトがクラウド市場で反競争的慣行を通じて自社サービスの「アジュール」に顧客を囲い込んでいると申し立てた。写真はグーグルのロゴ。昨年6月、パリで撮影(2024年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

Philip Blenkinsop

[ブリュッセル 25日 ロイター] - 米アルファベット子会社グーグルは25日、欧州連合(EU)欧州委員会に対して、マイクロソフトがクラウド市場で反競争的慣行を通じて自社サービスの「アジュール」に顧客を囲い込んでいると申し立てた。

グーグルが主張しているのは、マイクロソフトが基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」の大きな影響力を利用して競争を妨げているという構図だ。欧州企業におけるウィンドウズ搭載サーバーやマイクロソフト製品の市場シェアは70%を超えるという。

クラウドサービスのグーグル・クラウドのバイスプレジデント、アミット・ザバリー氏は、マイクロソフトがウィンドウズ搭載サーバーを他社のクラウドサービスで稼働させる場合に設定している高額の料金は、アジュールを利用すれば賦課されないと指摘。他社のクラウドサービス利用者がセキュリティー更新においても遅れや制限に直面していると付け加えた。

マイクロソフトは7月、欧州のクラウド業界団体CISPEとの間で競争阻害を巡る問題で和解し、欧州委の独占禁止法違反調査を回避した。ただこの和解対象には、グーグル・クラウドやアマゾン・ドット・コムのAWSなどは含まれていない。

ザバリー氏は「今こそ行動の時だ。何も起きなければクラウド市場はどんどん制約が大きくなる」と述べ、欧州委がこの問題を本格的に検討し、顧客の意思決定や選択肢を確保してもらいたいと訴えた。

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