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午前の日経平均は大幅反発、ハイテク株高や配当狙いの物色で

ロイター / 2024年9月26日 12時2分

 9月26日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比942円68銭高の3万8812円94銭と、大幅に反発した。写真は証券会社の株価ボードをみる人。都内で8月撮影(2024 ロイター/Willy Kurniawan)

Hiroko Hamada

[東京 26日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比942円68銭高の3万8812円94銭と、大幅に反発した。前日の米市場でハイテク株が買われた流れを引き継ぎ、半導体株などが堅調だった。きょうは9月末決算銘柄の権利付き最終日に当たり配当取りの物色も相場を支え、日経平均は一時960円超高となった。

日経平均は前営業日比396円高でスタートした後、すぐに上げ幅を拡大した。指数寄与度の大きい半導体株や主力銘柄が買われて相場を押し上げ、前場終盤には963円高の3万8833円99銭で高値を付けた。プライム市場では9割近くの銘柄が値上がりするなど、相場全体が強い地合いとなった。

市場では「為替の円安進行や配当取りの動き、米ハイテク株高など好材料が重なり、日本株は買いの勢いが強まっている」(いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏)との声が聞かれた。日経平均の価格帯別の売買高では3万8000円―3万9000円が膨らんでおり、3万9000円台を明確に上抜けることができれば上値を追いやすくなるという。及川氏は「10月末から本格化する企業決算をにらんで好業績期待が高まれば、上を試しやすくなりそうだ」とみている。

TOPIXは1.96%高の2702.38ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆2011億8600万円だった。東証33業種では、全業種が値上がり。その他製品、金属製品、電気機器などの上昇が目立った。

個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロンが6%超高、アドバンテストが5%超高と堅調。荏原製作所が10%高、ディスコが7%超高、ソフトバンクグループが4%高だった。

ゲーム関連もしっかりで任天堂が4%超高、カプコンが4%超高だった。東京ゲームショウ2024(29日まで)が開幕し、各社が新たな取り組みを発表するとの思惑買いが入ったとみられている。

プライム市場の騰落数は、値上がり1457銘柄(88%)に対し、値下がりが158銘柄(9%)、変わらずが30銘柄(1%)だった。

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