パキスタン株が最高値、ＩＭＦが支援策承認

[イスラマバード ２６日 ロイター] - パキスタン株式市場の主要株価指数が２６日の取引で史上最高値を付けた。国際通貨基金（ＩＭＦ）理事会が７０億ドル規模の同国向け支援策を承認したことが好感されている。

ＩＭＦは今回の支援策について、マクロ経済の安定と構造問題への対処に向けた「健全な政策と改革」が必要になると表明。「パキスタンの開発パートナー、二国間パートナーからの強力な財政支援の継続」も必要だと述べた。

直ちに約１０億ドルの支援が実行される。

パキスタン株式市場の主要株価指数は朝方の取引で０．８％上昇し最高値の８万２９０５．７３を付けた。

パキスタン政府高官は「課税対象の拡大が必要になる」とし、農業など現在非課税のセクターや税率の低いセクターへの課税が必要になるとの認識を示した。

首相官邸によると、シャリフ首相はＩＭＦの決定に満足していると表明した。

支援策の期間は３７カ月。７月に合意が成立した後、実施条件について交渉を進めてきた。シャリフ氏は当初、実施条件が厳しいとの認識を示していた。