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OPECプラス、12月から自主減産を縮小=関係筋

ロイター / 2024年9月27日 1時43分

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は、過剰生産に対応するため一部の加盟国がより大きな減産を行う計画が9月以降に実行されれば、12月から原油の供給量を増加させる。2023年11月撮影(2024年 ロイター/Leonhard Foeger)

Maha El Dahan Olesya Astakhova Alex Lawler

[ドバイ/ロンドン 26日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は、過剰生産に対応するため一部の加盟国がより大きな減産を行う計画が9月以降に実行されれば、12月から原油の供給量を増加させる。関係筋2人が26日、明らかにした。

OPECプラスは12月から1日当たり18万バレルの自主減産の縮小を予定している。

イラクとカザフスタンは、9月に計12万3000バレルの追加減産を行い、今後数カ月でさらに生産量を制限していくことで合意している。「これらの国の実際の生産量が明らかになれば、生産を増やした場合にも影響は小さく、それが可能になるだろう」と関係筋の1人は12月の減産幅の縮小に関して語った。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は26日、サウジアラビアに近い関係者の話として、サウジアラビアは12月に予定通り自主減産を縮小、1バレル=100ドルという原油価格の非公式な目標の撤回に同意していると報じた。

OPECやサウジアラビアは、特定の目標価格は設定せず、市場の需給バランスを考慮して生産量を決定すると繰り返し述べている。12月の生産量の増加は、市場シェア回復のためではなく、少数の国が自主的な減産を段階的に廃止するための取り組みの一環だとOPECプラスの関係筋の1人は述べた。ロシアのノバク副首相も26日、ロイターに対し、12月から減産の段階的縮小を開始するOPECプラスの計画に変更はないと語った。

OPECプラスは10月2日に市場を検証するための閣僚級会合を開催する予定だが、政策に変更はない見通しだ。3人目の関係筋によると、OPECプラスは11月にも閣僚会合を開く可能性があるという。

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