シリアで警察官14人殺害、アサド派残党が奇襲と暫定政権発表
ロイター / 2024年12月26日 9時55分
[ダマスカス 26日 ロイター] - シリア北西部タルトゥースで、警察官14人がアサド前政権を支持する勢力による奇襲を受けて殺害されたと、シリア暫定政権が26日未明に発表した。別の地域でもデモや夜間外出禁止令発令が起きており、混乱が広がっている。
暫定政権の内相はテレグラムで、アサド前政権の「残党」による攻撃で警察官10人も負傷したと説明。「シリアの安全を損ない、市民の生命を危険にさらす者」を取り締まると表明した。
また国営メディアによると、イスラム教少数派のアラウィ派のメンバーが主導したとされるデモの後、シリア警察が中部ホムスに夜間外出禁止令を出した。
一部の住民はデモについて、アラウィ派のメンバーに対するここ数日の圧力や暴力に関連していると話している。アラウィ派は長らく、アサド氏に忠実と見られてきた。
デモ発生とほぼ同じタイミングで、北部アレッポのアラウィ派の廟(びょう)が襲撃されたとする動画が交流サイト(SNS)で拡散していた。暫定政権は、古い動画が再投稿されたもので、宗派間の争いを扇動することを狙っていると非難した。
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