フィンランド警察、海底電力ケーブルの停電巡り外国船の関与捜査

[オスロ ２６日 ロイター] - フィンランドの警察は２６日、フィンランドとエストニアを結ぶ海底電力ケーブルが２５日に突然停電したことを巡り、外国船の関与を捜査していると明らかにした。

バルト海諸国は２０２２年以降、電力ケーブルや通信回線、ガスパイプラインの一連の停止を受けて、妨害行為の可能性に警戒を強めている。ただ、海底設備は技術的な故障や事故の影響を受ける可能性もある。

６５８メガワット（ＭＷ）の「Estlink 2」電力相互接続網は２５日現地時間正午からの停電で現在オフラインの状態が続いている。

フィンランド警察は声明で「警察は国境警備隊や他の当局と協力して事件の一連の出来事を捜査している」と説明した。警察は船名には言及せずに捜査官らが外国船の関与の可能性について捜査していると述べた。