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JPモルガン、翌日物貸し出し拡大へ 連銀貸し出しの利用も検討

ロイター / 2020年2月26日 11時49分

[ニューヨーク 25日 ロイター] - JPモルガン・チェース は25日、短期金融市場で翌日物貸し出しを増やす方針を明らかにした。当局との協議を踏まえた決定という。ジェニファー・ピプスザック最高財務責任者(CFO)が投資家向け説明会で述べた。

最後の貸し手の機能を持つ米連邦準備理事会(FRB)の連銀窓口貸し出し(discount window)の利用も検討する方針だ。連銀貸し出しの利用に伴うスティグマ(悪評)の解消につなげ、昨年秋に起きた短期金融市場の混乱再発を防ぐため、資金調達の選択肢を広げる狙いがある。

ピプスザック氏によると、JPモルガンは流動性や資本に関する規制が翌日物の貸し出しの障害になっているとの懸念を当局に伝えたが、当局と協議を行った結果、より柔軟な対応が可能であることが分かったという。

これを踏まえ同行は、破綻処理計画のための資金保有を減らし、FRBの連銀貸し出しを利用する可能性を考慮することを決定した。

ピプスザック氏は「スティグマを取り除くために重要なステップだ」との見方を示した。

ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は説明会で、同行がFRBの口座に預けている余剰資金は約1500億ドルだとしたうえで、これを500億─600億ドル減らし、レポ市場での貸し出しに回す考えを示した。

ダイモン氏は「すべての規制当局と意見を交わした」とし、さまざまな証券やローンを担保にFRBから資金を借り入れる制度を試すため連銀貸し出しを活用する構えを示した。

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