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前場の日経平均は続落、一時477円安 後半は下げ渋り

ロイター / 2020年2月26日 12時18分

 2月26日、前場の東京株式市場で、日経平均は248円02銭安の2万2357円39銭となり、続落した。写真は東京証券取引所で2018年10月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 26日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は248円02銭安の2万2357円39銭となり、続落した。前日の米国株式市場は新型コロナウイルスの世界的な大流行への懸念から4日続落。東京市場も引き続きリスクオフのセンチメントに支配されたが、後半にかけては米国株先物などに買い戻しが入り、日経平均は下げ幅を縮小した。

25日の米国株市場は4日続落し、ダウ工業株30種とS&P総合500種は3%安となった。米株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)<.VIX>は27.85で終了。一時は2018年12月以降で初めて30を超えた。新型ウイルスを巡り、欧州各国で感染者が確認され、米疾病対策センター(CDC)も米国内に警戒を促すなど、世界的な大流行への不安が高まっている。

日経平均は前日比231円27銭安の2万2374円14銭でスタートした後はアジア株が軟調に推移したことなどが重荷となり、477円99銭まで下げ幅を拡大した。その後は上海総合指数が下げ幅を縮小。為替は110.50円台をつけ、米国株先物にも買い戻しが入ったことを背景に、日経平均は下げ幅を縮小した。

市場からは「なぜ上海株や米国株先物が買われたのかは不明だ。現時点では特段の材料はみられない。ただ、後場はおそらく日銀のETFの買い入れが入るだろうから、更に下げ幅を縮小するのではないか」(国内証券)との声が出ていた。

TOPIXは1.07%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆4447億9200万円だった。東証33業種では電気・ガス業以外の32業種が下落。鉱業、不動産業、空運業、海運業などが値下がり率上位となった。

個別では、米国株市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)<.sox>が3.06%安となったことが嫌気されて半導体関連が軟調。アドバンテスト<6857.T>、SUMCO<3436.T>、信越化学工業<4063.T>、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>、東京エレクトロン<8035.T>などが売られた。

東証1部の騰落数は、値上がりが307銘柄に対し、値下がりが1801銘柄、変わらずが51銘柄だった。

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