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エネルギー転換の対応は投資家自身が決定=ブラックロックCEO

ロイター / 2022年5月26日 14時43分

 5月25日、世界最大の資産運用会社ブラックロックのローレンス・フィンク最高経営責任者(CEO、写真)は、エネルギー転換にどう対処するかは投資家自身が決めなければならないと述べた。写真は北京で2019年3月撮影(2022年 ロイター/Thomas Peter )

[25日 ロイター] - 世界最大の資産運用会社ブラックロックのローレンス・フィンク最高経営責任者(CEO)は25日、エネルギー転換にどう対処するかは投資家自身が決めなければならないと述べた。気候変動対策で金融機関が果たすべき役割について中立の立場を取った形だ。

年次株主総会で、エネルギー会社への投資を制限しない考えを改めて示したほか、投資家が委任投票を直接行うための選択肢拡大に取り組んでいると述べた。

同社に対しては、化石燃料業界から投資を引き揚げ、投資先の経営陣に反対票を投じることで低排出エネルギーへの移行を加速させるよう求める声があるが、フィンク氏が示した戦略はいずれも同社が化石燃料業界への投資を続ける一助となる可能性がある。

同氏は「(エネルギー)転換にどう取り組むかの選択はそれぞれの資産保有者に委ねられている」と述べた。

同時に「気候リスクは投資リスク」という考えに変更はないとし、現在運用する持続可能資産は5000億ドル前後に上ると指摘した。

同社の運用資産総額は9兆6000億ドル。

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