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ナワリヌイ氏の釈放交渉「死亡直前に最終段階」=支援団体幹部

ロイター / 2024年2月27日 0時28分

ロシアの反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏(写真)の支援団体の幹部は26日、ナワリヌイ氏の死亡が発表された16日の前日に、ドイツで服役中のロシアの元工作員と交換する交渉が最終段階に達したが、プーチン大統領がナワリヌイ氏の釈放を容認できなかったため、殺害されたと述べた。2012年3月撮影(2024年 ロイター/Sergei Karpukhin)

Filipp Lebedev Andrew Osborn

[26日 ロイター] - ロシアの反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏の支援団体の幹部は26日、ナワリヌイ氏の死亡が発表された16日の前日に、ドイツで服役中のロシアの元工作員と交換する交渉が最終段階に達したが、プーチン大統領がナワリヌイ氏の釈放を容認できなかったため、殺害されたと述べた。

ナワリヌイ氏の支援団体の幹部、マリア・ペフチフ氏は動画共有サイト「ユーチューブ」に投稿した動画で、2人の米国人のほか、ドイツで服役中のロシア連邦保安庁(FSB)ワジム・クラシコフ元工作員とナワリヌイ氏を「交換」する交渉が最終段階にあったと明らかにした。

ペフチフ氏によると、プーチン大統領は2月上旬に交換を提案され、15日の夜に交換交渉が最終段階にあることが確認されたが、プーチン大統領はナワリヌイ氏が自由の身になることを容認できなかったため、その翌日に殺害されたとしている。

クラシコフ元工作員は、2019年にベルリンで亡命チェチェン・グルジア人反体制派を殺害した罪でドイツで終身刑に処せられている。プーチン氏は、米国人ジャーナリストのタッカー・カールソン氏が6日にモスクワで実施したインタビューで、クラシコフ元工作員を取り戻したいと示唆していた。

ペフチフ氏は、ロシアの実業家、ロマン・アブラモビッチ氏がプーチン大統領との仲介者として交渉の一部に関与していたとしている。アブラモビッチ氏からコメントは得られていない。

ペフチフ氏はロシア国外を拠点にしており、今回の主張の情報源を明らかにしていない。

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