共和党大口献金者、トランプ氏の保証金支払いに協力検討=関係筋
ロイター / 2024年3月26日 11時26分
トランプ前米大統領が一族企業の不正で4億5400万ドルの支払いを命じられた民事訴訟の判決を巡り、共和党の大口献金者の一部が控訴に必要な保証金の確保に協力する方向で検討していたことが分かった。写真はトランプ氏(中央)。2024年3月25日にNYで撮影。(2024年 ロイター/ Justin Lane/Pool via REUTERS)
Alexandra Ulmer
[25日 ロイター] - トランプ前米大統領が一族企業の不正で4億5400万ドルの支払いを命じられた民事訴訟の判決を巡り、共和党の大口献金者の一部が控訴に必要な保証金の確保に協力する方向で検討していたことが、事情に詳しい関係筋の話で分かった。
判決を巡りニューヨーク州高裁は25日、保証金を1億7500万ドルに減額することを認めた。同日までだった納付期限も10日間延長した。
関係筋によると、当初の期限を前に水面下で協力を検討していたのはヘッジファンド創業者のジョン・ポールソン氏や石油大手コンチネンタル・リソーシズの創業者ハロルド・ハム氏。
週末に1000万ドル超の提供を申し出た献金者もいたが、その後に必要ないと言われたという。
トランプ陣営の広報担当者、スティーブン・チャン氏は「協調的な取り組みはなかった」と報道を否定した。さらに、トランプ氏は判決の全額を支払うのに「十分すぎる現金」を有しているとも述べた。
トランプ氏は保証金減額を受けて記者団に「現金、債券、有価証券で1億7500万ドル、またはその他必要なものは何でも速やかに納めるつもりだ」と述べた。
ポールソン、ハム両氏は保証金関連の動きと関係なく、4月6日に予定されるトランプ氏の資金調達イベントの主催者を務めることが分かっている。
別の関係筋によると、トランプ氏は11月の大統領選で当選した場合にポールソン氏を財務長官に起用すると言及している。
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