グーグルの広告独占巡り最終弁論、米司法省が反競争的行為の責任追及
ロイター / 2024年11月26日 11時3分
米グーグルのデジタル広告が反トラスト法(独占禁止法)に違反していると米司法省が訴えた訴訟で、バージニア州アレクサンドリアの連邦地裁で25日、最終弁論が開かれた。写真は10月9日、カリフォルニア州サンディエゴで撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)
Jody Godoy David Shepardson
[アレクサンドリア 25日 ロイター] - 米グーグルのデジタル広告が反トラスト法(独占禁止法)に違反していると米司法省が訴えた訴訟で、バージニア州アレクサンドリアの連邦地裁で25日、最終弁論が開かれた。
最終弁論では、9月に行われた15日間の裁判の総括が行われ、司法省は、グーグルがパブリッシャーの広告サーバーと広告主の広告ネットワークの市場を独占し、買い手と売り手の間に位置する市場を支配したと主張した。
司法省のアーロン・タイテルバウム弁護士は「グーグルは道路のルールを不正に操作した」と述べ、グーグルに対して反競争的行為の責任を問うよう裁判官に求めた。
グーグルの弁護士カレン・ダン氏は、司法省は法的責任を果たしていないとし、「この訴訟で原告側が主張していることを法律は単純に支持していない」と指摘。司法省はグーグルの合法的なビジネス上の決定を無視しており、オンライン広告市場は堅調であると主張した。
アナリストは、今回の広告技術に関する訴訟について、オンライン検索においてグーグルが違法な独占を維持していると判決された件や、検察側が同社にウェブ閲覧ソフト「クローム」事業売却を強制すべきだと主張している件に比べて財務上のリスクが小さいと考えている。
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