ロシアはアフガンの持続的平和達成に貢献する用意=前国防相
ロイター / 2024年11月26日 14時12分
ロシア前国防相のショイグ安全保障会議書記は25日、アフガニスタンで実権を握るイスラム主義組織タリバンの指導者と会談し、ロシアがアフガンの持続的な平和達成に貢献したいとの考えを伝えた。写真はショイグ安全保障会議書記。モスクワで5月撮影。(2024年 ロイター/Sputnik/Vyacheslav Prokofyev/Pool via REUTERS /File Photo)
[26日 ロイター] - ロシア前国防相のショイグ安全保障会議書記は25日、アフガニスタンで実権を握るイスラム主義組織タリバンの指導者と会談し、ロシアがアフガンの持続的な平和達成に貢献したいとの考えを伝えた。複数のロシアのメディアが報じた。
ロシア代表団を率いてアフガン首都カブールを訪れたショイグ氏は「両国間の建設的な政治対話を確立し、和平プロセスを促す力を与えることを目標に掲げる用意があるという点を確認したい」と語った。
またショイグ氏は、20年にわたって軍事介入した後、2021年突然撤兵した米国に言及し、アフガン復興を手助けする義務があると主張。アフガン復興に向けた投資で米国が主体的な存在になるべきだとの見方を示した。
一方タリバン暫定政権のアブドゥル・ガニ・バラダル経済担当副首相はショイグ氏に、西側のアフガン制裁に伴う重圧を和らげる上でロシアが必要だと訴えた。
副首相は「われわれはアフガン製品の輸出と対外投資を伸ばす条件を確実に整えようとしている」と説明。米国と西側諸国によるタリバン指導者の資産凍結や渡航制限などを挙げて「われわれがこの圧力を無効にするためにロシアが支援してくれるのを待っているところだ」と述べた。
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