米、リビアンに条件付きで融資承認 ジョージア州にEV工場建設
ロイター / 2024年11月26日 16時26分
FILE PHOTO: Electric truck maker Rivian unveils R2 SUV during an event in Laguna Beach, California, U.S. March 7, 2024. REUTERS/Mike Blake/File Photo
Abhirup Roy
[サンフランシスコ 25日 ロイター] - 米新興電気自動車(EV)メーカーのリビアンは25日、ジョージア州に工場を建設するため、米エネルギー省から最大66億ドルの融資を受けることを条件付きで承認されたと発表した。
融資はトランプ次期大統領の就任を前に承認された。トランプ氏はバイデン政権のEV優遇政策の多くを覆すとみられている。
ジョージア州の工場では、小型で比較的安価なスポーツ用多目的車(SUV)「R2」やクロスオーバー車「R3」などの将来発売する車両を製造する計画。操業開始予定は2028年。
リビアンは生産面の問題や部品不足に見舞われ、株価が今年約50%下落。コスト削減を進めており、今年、ジョージア州の工場建設を一時中止した。
RJ・スカリンジ最高経営責任者(CEO)は「今回の融資により、性能と手頃な価格の双方を重視した価格競争力のあるR2、R3の米国製造拠点をさらに積極的に拡大できる」と表明した。
エネルギー省から融資を受けるには、技術・法律・環境・財務面の一定の条件を満たす必要がある。
関係筋によると、同社は融資条件の一環で、ジョージア州工場の労組結成に向けた動きに積極的には反対しない方針。ただ、融資の承認で労組結成が保証されるわけではないという。
関係筋は、トランプ次期政権が発足する前に融資を完了させるため、同社がエネルギー省と協力すると述べた。
融資は政府の「先進技術自動車製造」融資プログラムの一環で、これまでにもテスラ、フォード、ゼネラル・モーターズ(GM)などに低コストの融資が行われている。
ジョージア州工場では2030年までに約7500人の従業員を雇用する予定。
この記事に関連するニュース
-
米エネルギー省、オーストラリア電池材料大手ノボニックスのテネシー州人工黒鉛製造施設建設に7.5億ドル融資確約(米国、オーストラリア)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月24日 0時40分
-
バイデン米政権、2035年までに温室効果ガス61~66%削減目標を発表(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月23日 10時50分
-
米政府、PG&E電力に最大150億ドルの条件付き融資供与へ
ロイター / 2024年12月18日 9時44分
-
フォードとSKの合弁電池工場に96億ドル融資 米が最終手続き完了
ロイター / 2024年12月17日 9時46分
-
米エネルギー省、ジョージア州でのリビアンEV工場建設のため条件付き66億ドル融資を確約(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月29日 0時5分
ランキング
-
1船井電機会長の即時抗告を却下 破産手続き巡り、東京高裁
共同通信 / 2024年12月26日 21時52分
-
2女川原発、営業運転を再開=福島第1と同型で初―東北電力
時事通信 / 2024年12月26日 18時46分
-
3企業の新規株式公開伸び悩む…5年ぶり90社割れ、大型上場目立ち新興・中小は見送り
読売新聞 / 2024年12月26日 23時30分
-
4為替相場 27日(日本時間 7時)
共同通信 / 2024年12月27日 7時0分
-
52024年の日本経済は“歴史的なことだらけ” 一方で景気回復の実感「全然ない」 課題に「中小企業の賃上げ」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月26日 17時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください