中国、麻薬対策で米と協力継続の用意 外務省が声明発表

トランプ次期米大統領が２５日、違法薬物取引を巡る懸念を理由に中国からの輸入品に追加で１０％の関税を課すと表明したことについて、中国外務省は声明を発表し「平等、相互利益、相互尊重」に基づき麻薬撲滅対策で米国との協力を継続する用意があると表明した。両国の国旗、２０２１年撮影。（２０２４年　ロイター/Brian Snyder）

Costas Pitas

[２５日 ロイター] - トランプ次期米大統領が２５日、違法薬物取引を巡る懸念を理由に中国からの輸入品に追加で１０％の関税を課すと表明したことについて、中国外務省は声明を発表し「平等、相互利益、相互尊重」に基づき麻薬撲滅対策で米国との協力を継続する用意があると表明した。

声明は「米国側は中国の善意を大切にし、苦労して勝ち取った中米麻薬管理協力という健全な状況を維持すべきだ」としている。

一方、中国の韓正・国家副主席は２６日、北京で開催されたサプライチェーン博覧会で演説し、中国は開かれた世界経済システムを構築し、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安定を維持するため、他国と協力する用意があると述べた。