日経平均は3日続伸、幅広い銘柄で買い戻し
ロイター / 2020年5月27日 15時48分
5月27日、東京株式市場で日経平均は3日続伸、3月3日以来の高値となった。引き続き国内での経済活動再開に対する期待が支えとなったほか、取引時間外での米株先物の堅調な動きが好感された。写真は東京証券取引所で2018年2月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 27日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日続伸、3月3日以来の高値となった。引き続き国内での経済活動再開に対する期待が支えとなったほか、取引時間外での米株先物の堅調な動きが好感された。
26日の米国株市場ではダウが2.17%高、ナスダック総合が0.17%高、S&P総合500が1.23%高で取引を終えた。新型コロナウイルスワクチンや経済活動再開を巡る期待が買いを後押ししたが、トランプ米政権が中国の当局者や企業などに制裁を検討しているというブルームバーグ報道があり、終盤に上げ幅を縮小した。
日経平均は前営業日比21円86銭安と小反落スタート。前日の米国株主要3指数が終盤に上げを縮小する動きとなったことを受け、朝方から売りが先行し一時128円45銭安となった。その後は国内での経済対策に対する報道が相次いだほか、米株先物が上昇したことを受け、日経平均はプラス転換。後場では一時前営業日比204円51銭高の2万1475円68銭まで上昇する場面もみられ、総じて底堅い動きとなった。
ロイターは政府筋の話として、2020年度第2次補正予算の歳出総額が31兆9114億円になると報じた。安倍晋三首相は27日午前の政府与党政策懇談会で、1次・2次補正で財政支出120兆円超、事業規模230兆円超の経済対策を行うと述べた。
市場では「直近まで売っていた海外勢が買い戻しの動きに入っている。商いも連日膨らんでおり、本格的な株価回復となっているようだ。値動きの良い大型株に資金が向かっているが、小型株はそれほど動いていない」(運用会社)との声が出ていた。
TOPIXも3日続伸。東証33業種では、証券業、鉄鋼、ゴム製品、保険業などの28業種が値上がり。空運業、陸運業、不動産業などの5業種は値下がりした。
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などの銀行株が堅調で3%超高となった。半面、東京エレクトロン<8035.T>、SCREENホールディングス<7735.T>は3%超安、アドバンテスト<6857.T>は2%超安となり、半導体関連は軟調だった。
東証1部の騰落数は、値上がりが1431銘柄に対し、値下がりが662銘柄、変わらずが77銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 21419.23 +148.06
寄り付き 21249.31
安値/高値 21,142.72─21,475.68
TOPIX<.TOPX>
終値 1549.47 +14.74
寄り付き 1535.42
安値/高値 1,529.64─1,550.96
東証出来高(万株) 176330
東証売買代金(億円) 28756.8
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