格下げリスクある発行体数が過去最高に、新型コロナで=S&P
ロイター / 2020年5月27日 22時47分
S&Pグローバルの分析によると、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、信用格付けに引き下げリスクがある国や企業の数が過去最高に達した。ニューヨークで2018年12月撮影(2019年 ロイター/BRENDAN MCDERMID)
[ロンドン 27日 ロイター] - S&Pグローバルの分析によると、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、信用格付けに引き下げリスクがある国や企業の数が過去最高に達した。
S&Pの格付け対象のうち、2年以内に格下げされる可能性がある「ネガティブ」や、格下げの方向で見直している「クレジット・ウォッチ・ネガティブ」が付されている発行体数は、現時点で合計1287に達しており、新型コロナの影響によりここ数カ月ですでに700近い発行体が格下げされているにもかかわらず、2009年の金融危機時に記録した1028を上回っているという。
S&Pは、新型コロナ抑制措置により「発行体の約3分の2が格下げリスクに直面している」とした。
格下げリスクのある企業の割合が高い業種はメディア・娯楽、自動車、運輸など。また17カ国のソブリン格付けのほか、新興国の全銀行の3分の1の見通しが「ネガティブ」となっている。
「投資適格級」から「ジャンク級」(投機的水準)に引き下げられる可能性がある発行体数も過去最高となっている。
すでにフォードやクラフト・ハインツ、ルノー、デルタ航空、メイシーズなど世界的な大手企業を含め24の発行体がジャンク級に引き下げられている。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「なだ万」、オノデラに売却=外食から撤退―アサヒGHD
時事通信 / 2024年7月25日 21時11分
-
2再送-NY外為市場=円が対ドルで一時2カ月半ぶり高値、米GDP受け伸び悩み
ロイター / 2024年7月26日 6時40分
-
3エリート官僚にトラックドライバーの気持ちはわからない…「長時間労働の禁止令」に運転手たちが猛反発のワケ
プレジデントオンライン / 2024年7月26日 8時15分
-
4昨年度の郵便事業896億円の営業赤字、前年度の4倍超…封書やはがき減収・集配や運送委託費増
読売新聞 / 2024年7月25日 18時13分
-
5基礎的財政収支が25年度に黒字化、内閣府が試算提示へ…税収増で8000億円程度の黒字見込み
読売新聞 / 2024年7月25日 22時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)