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ベラルーシ大統領、新憲法制定後の辞任表明 ロシア動向注目

ロイター / 2020年11月28日 1時52分

11月27日、ベラルーシのルカシェンコ大統領は、改革の一環として大統領権限の制限を提案すると同時に、新憲法制定後に辞任する意向を示した。ただ具体的な期限は示さなかった。写真は26日、ミンスクで会談するベラルーシのルカシェンコ大統領とロシアのラブロフ外相(2020年 ロイター)

[モスクワ 27日 ロイター] - ベラルーシのルカシェンコ大統領は27日、改革の一環として大統領権限の制限を提案すると同時に、新憲法制定後に辞任する意向を示した。ただ具体的な期限は示さなかった。

ベラルーシでは8月9日以降、ルカシェンコ氏の辞任を求め抗議デモが続いているが、反体制派は時間稼ぎの戦略でしかないとの見方を示している。

ロシアのラブロフ外相は26日、ルカシェンコ大統領に対し抗議活動の沈静化に向け憲法改革を推し進めるよう提言。ルカシェンコ氏はこれを受け「新憲法制定後に辞任する」と述べた。

また、現憲法下では大統領に権限が集中しすぎているとし、改革が必要との考えを表明。ただ現時点で政権を移譲すれば「問題」が発生するとも述べた。

ルカシェンコ政権存続にはロシアの後ろ盾が必要。ロシアが何を望んでいるのか探るために、ルカシェンコ氏の言動が注目されている。

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