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午前の日経平均は小幅続落、実質年内最終商いを控え模様眺めに

ロイター / 2021年12月27日 11時58分

27日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比71円47銭安の2万8711円12銭と小幅続落した。終始、全体的に模様眺めムードが強い動きとなった。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 27日 ロイター] - 27日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比71円47銭安の2万8711円12銭と小幅続落した。終始、全体的に模様眺めムードが強い動きとなった。

引き続き海外勢の動きが鈍いほか、国内勢も明日で実質的に年内最終売買日となるため、売り買いともに見送りムードが強く、商いは低調に推移した。ただ、そうした中にあっても半導体関連株は堅調に推移するなど、休暇明けに海外勢の買いが活発化すると期待させる物色動向もみられる。

市場では「日々売買代金が低調な状態が続いているが、今週は徐々に海外勢が休暇から復帰するとみられ、徐々に商いは回復するのではないか」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)との声も聞かれた。

TOPIXは0.33%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は8443億0100万円と引き続き低調となっている。東証33業種では、非鉄金属、情報・通信業、繊維業などが下落し、ゴム製品、その他金融業などが上昇した。

個別では、ソフトバンクグループが軟調となったほか、ファーストリテイリングもさえない。半面、東京エレクトロンが連日の上場来高値更新となったほか、トヨタ自動車も堅調に推移した。

東証1部の騰落数は、値上がりが601銘柄、値下がりが1455銘柄、変わらずが127銘柄だった。

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