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ドイツ銀行、2021年利益は10年ぶり高水準 2年連続黒字

ロイター / 2022年1月27日 19時1分

ドイツ銀行が27日発表した2021年第4・四半期決算は、利益が前年同期比でほぼ3倍となり、予想外の黒字だった。写真はロンドンで2019年7月撮影(2022年 ロイター/Simon Dawson)

[フランクフルト 27日 ロイター] - ドイツ銀行が27日発表した2021年決算は、合併買収(M&A)ブームを背景に、利益が10年ぶりの高水準に達した。向こう数年間の新戦略と目標の公表を3月に予定するクリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)にとって、心強い内容となった。

年間の利益は19億4000万ユーロで、前年の1億1300万ユーロから大幅な増益となり、2年連続で黒字だった。

第4・四半期決算は、利益が前年同期比でほぼ3倍となり、予想外の黒字だった。投資銀行部門の収入が伸びた。

株主帰属純利益は1億4500万ユーロ(約1億6262万ドル)。前年同期は5100万ユーロだった。アナリストは1億3000万ユーロ前後の赤字を見込んでいた。

これで6四半期連続の黒字計上となり、12年以降で最長を記録。

ゼービングCEOは、2022年に有形自己資本利益率8%を達成するという目標に向けて順調に進んでいると強調した。多くのアナリストは、目標達成は困難とみている。

シティグループのアナリストは、目標は「楽観的すぎる」とし、第4・四半期決算の内容にもこの見方を変える要因はないとしている。

アナリストのコンセンサス予想では、ドイツ銀は22年と23年も黒字を計上する見通し。

第4・四半期は投資銀行部門の収入が1%増の19億1300万ユーロ。債券・為替トレーディング部門は14%減。投資銀行の助言業務は、M&Aブームを背景に156%の大幅増収となった。

投資銀行部門の報酬・手当は第4・四半期に前年同期比で30%増加した。ドイツ銀全体では平均10%増にとどまっていることをみると、投資銀行業界で人材獲得競争が激化していることがうかがえる。

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