今年の独ＧＤＰ、－0.6％に下方修正 5機関の秋季合同予測

　ＩＦＯ経済研究所などドイツの４機関とオーストリアの１機関が２８日に発表する秋季の「合同経済予測」で、今年のＧＤＰが０．６％のマイナス成長になる見通しだ、と関係筋３人が明らかにした。写真はベルリンの市場で２０２０年３月撮影（２０２３年　ロイター／Annegret Hilse）

Christian Kraemer　Rene Wagner

[ベルリン ２６日 ロイター] - ＩＦＯ経済研究所などドイツの４機関とオーストリアの１機関が２８日に発表する秋季の「合同経済予測」で、今年の国内総生産（ＧＤＰ）が０．６％のマイナス成長になる見通しだ、と関係筋３人が明らかにした。春季予測で示したプラス０．３％から下方修正となる。

金利上昇が経済に打撃を与え、高インフレが消費を圧迫していることが背景とみられている。

経済は、第２・四半期に停滞、第３・四半期にマイナスとなった後、回復すると予想されている。

来年のＧＤＰ予想は１．３％増で前回の１．５％から引き下げられた。

インフレ率予想は、今年が６．１％、来年が２．６％となった。昨年は６．９％だった。