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ロシア、クリミア半島経由でLPG輸出再開

ロイター / 2023年9月27日 10時1分

[モスクワ 26日 ロイター] - ロシアの液化石油ガス(LPG)生産業者が、8年間停止していたクリミア半島ケルチ港を経由するプロパンとブタンの定期輸出を再開した。複数の業界関係者が明らかにした。安全面では依然として懸念が残る。

2014年のロシアによるクリミア半島併合に伴い、ロシア企業や生産業者に対し国際社会から幅広い制裁が科され、ケルチ港からのLPG定期輸出は15年に停止した。

関係者によると、ロシア工場からケルチ向けのLPG(プロパンとブタン)定期供給は6月後半に開始した。

貿易の事情に詳しい関係者は「ロシアとクリミア半島を結ぶクリミア橋経由のLPG輸送は禁止されているため、鉄道で(アゾフ海に面する)カフカス港まで輸送した後にフェリーでケルチ港に輸送している」と説明した。

LPGは主に自動車や暖房用燃料、その他の石油化学製品の生産に使用されるが、西側諸国の制裁の対象外になっている。

ただ、制裁措置を受けているロシア企業は、大量のLPG輸出先を欧州から東側諸国向けに変更。主な輸出先は中国だが、トルコ、北アフリカ、バルカン諸国に出荷するため、ロシア黒海ターミナルにも供給している。

今年上半期のロシア産LPG輸出は、前年同期比10%増の191万1000トン。港経由の輸出が全体の約3分の1を占めた。 輸出先別では約34%がポーランド向けで、ラトビア10%、中国6%、アフガニスタン5%だった。

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