仏大使がニジェール出国、クーデター後に関係悪化

７月にクーデターが発生した西アフリカのニジェールで、旧宗主国であるフランスのシルヴァン・イッテ駐ニジェール大使が２７日、同国から出国した。ニアメーで２日撮影（２０２３年　ロイター/Mahamadou Hamidou）

[ニアメー ２７日 ロイター] - ７月にクーデターが発生した西アフリカのニジェールで、旧宗主国であるフランスのシルヴァン・イッテ駐ニジェール大使が２７日、同国から出国した。両国の関係はクーデター後に悪化している。

ニジェールでクーデターを起こした軍事政権は８月、イッテ大使に４８時間以内の国外退去を命令。追放理由について、仏政府による「ニジェールの国益に反する」行為に対する措置と説明していた。

またフランスのマクロン大統領は今月２４日、ニジェールから駐留軍を撤収すると発表。同国駐在の大使も直ちに帰国させると述べた。