チャットＧＰＴにブラウジング機能、最新データが取得可能に

　９月２７日、新興企業の米オープンＡＩは、同社が開発した対話型ＡＩ「チャットＧＰＴ」にインターネットのブラウジング機能を追加すると発表した。写真は同社のロゴ。２月撮影（２０２３年　ロイター／Dado Ruvic）

[２７日 ロイター] - 新興企業の米オープンＡＩは２７日、同社が開発した対話型人工知能（ＡＩ）「チャットＧＰＴ」にインターネットのブラウジング機能を追加すると発表した。これまでは２０２１年９月までのデータしか学習していなかったが、最新情報も取得できるようになる。

ブラウジング機能では各ウェブサイトがチャットＧＰＴによるアクセスを管理できるようにしたという。

オープンＡＩは短文投稿サイトのＸ（旧ツイッター）への投稿でブラウジング機能は当初、月額制の「チャットＧＰＴプラス」と法人向け「エンタプライズ」サービスのユーザーに提供し、近いうちに全てのユーザーに拡大すると説明。「ＧＰＴ─４」の設定で「Browse with Bing」を選択すれば使えるとした。

同社は今週、チャットＧＰＴが大幅アップデートされ、ユーザーとの音声会話や画像を使った対話が可能となったと発表していた。

同社はチャットＧＰＴプラスサービスでマイクロソフトの検索エンジン「Ｂｉｎｇ（ビング）」を利用して最新情報にアクセスする機能を試験的に導入したことがあるが、有料サイトの内容も表示してしまう恐れがあったことから、機能を無効にしていた経緯がある。