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COP28、各国は「空虚なスローガン」控えるべき=中国高官

ロイター / 2023年10月27日 15時29分

 10月27日、中国生態環境部気候局のトップ、Xia Yingxian氏は、11月にドバイで開かれる第28回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP28)を前に、各国は「空虚なスローガン」を控え、エネルギー安全保障、雇用、成長といった懸念を反映した現実的な態度を取らなければならないと述べた。写真は1日、アラブ首長国連邦アブダビで撮影(2023年 ロイター/Amr Alfiky)

David Stanway

[27日 ロイター] - 中国生態環境部気候局のトップ、Xia Yingxian氏は27日、11月にドバイで開かれる第28回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP28)を前に、各国は「空虚なスローガン」を控え、エネルギー安全保障、雇用、成長といった懸念を反映した現実的な態度を取らなければならないと述べた。

会見で、豊かな国々はより貧しい国々に年間1000億ドルの気候変動資金を提供するという公約を果たすべきと主張。「先進国には地球規模の気候変動に対する揺るぎない責任があると同時に、気候変動に対処する実際の能力もある」と述べた。

世界最大の石炭消費国と温室効果ガス排出国である中国は化石燃料の段階的な削減に消極的だ。

Xia氏は、COP28では「それぞれの国の異なる出発点と国情」を尊重する必要があると指摘。「現実とかけ離れた空虚で画一的なスローガンは野心的に聞こえるかもしれないが、気候変動の多国間プロセスに有害だ」と述べた。

また、中国はすでに炭素強度(エネルギー消費当たりの二酸化炭素排出量)削減や非化石燃料エネルギーの割合拡大など、気候変動対策で「歴史的に傑出した貢献」をしていると主張した。

中国の気候変動問題担当特使である解振華氏は先月、化石燃料の全面廃止は現実的ではなく、世界のエネルギー安全保障の維持で化石燃料が引き続き重要な役割を果たす必要があるとの見解を示した。

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