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日経平均は反発、一時470円超高 上値の重さも意識

ロイター / 2023年10月27日 15時52分

 10月27日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比389円91銭高の3万0991円69銭と反発した。写真は2020年10月、東証で撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 27日 ロイター] -

東京株式市場で日経平均は、前営業日比389円91銭高の3万0991円69銭と反発した。米金利の上昇一服や米株先物高などが投資家心理を支え、幅広い銘柄に買いが入った。上げ幅は一時470円を超えた。ただ、前日の大幅安の反動で自律反発との指摘もあり、上値の重さも意識された。

日経平均は前営業日比112円高で寄り付いた後、徐々に上げ幅を拡大した。前日大きく下落していた半導体関連の一角が上昇したほか、決算発表を手掛かりにした個別物色もみられた。米半導体大手インテルや、米アマゾン・ドット・コムの時間外取引の株価が決算を好感して上昇したことも日本株を支えたとの見方もあった。

日経平均は前場終盤に一時、470円高の3万1081円48銭まで上昇。一方、後場に入ってからは大きな値動きはみられず、3万1000円を挟んでもみ合いとなった。

市場では「週末を控えてポジションを調整する動きもあったのではないか」(国内運用会社・ポートフォリオマネージャー)という。ただ、来週は日米の金融政策イベントを控えていることから騰勢は続かず、3万1000円台に乗せると上値の重さも意識された。

いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏は「今週の日経平均は、4日に付けた安値(3万0487円67銭)を割れることなく、ひとまず安心感があるようだ」と話す。日本株を取り巻く外部環境は依然として不透明感が強いものの、今後は企業決算が株価を下支えしていくとみられ、3万1000円台で値固めできるかが注目されるという。

TOPIXは1.37%高の2254.65ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は1.37%高の1160.34ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆5383億9800万円だった。東証33業種では、値上がりは海運や鉱業、非鉄金属など31業種、値下がりは医薬品や電気・ガス、ゴム製品など2業種だった。

個別では、前日に決算を発表した富士通が大幅高となったほか、信越化学工業も堅調。一方、武田薬品工業は大幅安となった。

新興株式市場は、マザーズ総合が1.54%高の642.ポイントだった。きょうグロース市場に新規上場したドリーム・アーツは公開価格を12.96%上回る3005円で初値を付け、3295円の高値を付けた。

プライム市場の騰落数は、値上がり1555銘柄(93%)に対し、値下がりが92銘柄(5%)、変わらずが12銘柄だった。

終値 前日比 寄り付き 安値/高値

日経平均 30991.69 +389.91 30713.79 30,687.33─31,081.48

TOPIX 2254.65 +30.40 2233.73 2,229.96─2,256.47

プライム市場指数 1160.34 +15.65 1150.46 1,147.74─1,161.24

スタンダード市場指数 1104.50 +13.16 1093.90 1,093.75─1,104.50

グロース市場指数 825.67 +10.82 818.11 809.46─825.67

マザース総合 642.00 +9.71 635.15 627.99─642.00

東証出来高(万株) 138026 東証売買代金(億円) 35383.98

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