中韓外相会談、王氏が経済問題の政治化に反対

　中国の王毅外相（左）は２６日、韓国の朴振外相と会談し、経済やテックの問題を政治化すべきではないと主張した。韓国の釜山で代表撮影（２０２３年　ロイター）

［北京　２６日　ロイター］ - 中国の王毅外相は２６日、韓国の朴振外相と会談し、経済やテックの問題を政治化すべきではないと主張した。

中国外務省の文書によると、王氏は「中韓は高度に統合された利益と高度に接続された生産・サプライチェーンにより協力パートナーとなっている」と指摘。

「双方は経済問題の政治化、科学・技術問題の道具化、貿易問題の広範な安全保障問題化に共同で抵抗すべきだ」と述べた。

中国と米国は半導体を巡って対立しているが、韓国は米中対立に巻き込まれたくないと考えている。米政府は先月、韓国のサムスン電子とＳＫハイニックスが中国で操業している半導体工場向けに米国製半導体製造装置を供給することを無期限で認めた。

王氏は「中国は、韓国、日本との修正された三国間協力の再開を共同で推進するつもりだ」と述べた。