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日経平均は3日ぶり反落、利益確定売り優勢 海外株安は逆風

ロイター / 2023年11月27日 15時32分

 11月27日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比177円86銭安の3万3447円67銭と3日ぶりに反落して取引を終えた。写真は昨年12月、都内で撮影(2023年 ロイター/ISSEI KATO)

Noriyuki Hirata

[東京 27日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比177円86銭安の3万3447円67銭と3日ぶりに反落して取引を終えた。米国での利上げ終了の思惑を支えに買いが先行したが、高値警戒感から利益確定売りが強まった。時間外取引の米株先物やアジア株が軟調に推移したことは、投資家心理の重しになった。

日経平均は84円高で寄り付いた後も上値を伸ばし、一時185円高の3万3811円41銭に上昇した。米利上げ終了の思惑に基づく先高観が、引き続き相場を支援した。銀行株は、日米金利が上昇基調となる中でしっかりだった。

終値ベースのバブル後高値を上回ると一転、利益確定売りが優勢になりマイナスに転じた。断続的な先物の売りが観測され、午後には一時228円安の3万3397円04銭に下落した。ドル/円が朝方に比べ円高方向に振れたことは、自動車など輸出株の逆風になった。

日経平均は11月に入って前営業日までに2700円超上昇しており、高値警戒感は根強く、市場では「日柄調整だろう」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャー)との見方が聞かれた。米利上げ終了の見方は市場でコンセンサスになってきており「3万3000円で耐えれば、次の上昇サイクルで高値を試すだろう」(藤原氏)という。

TOPIXは0.38%安の2381.76ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.39%安の1225.74ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆1053億8400万円だった。東証33業種では、値上がりは銀行や海運、水産・農林など9業種で、値下がりは非鉄金属や機械、輸送用機器など24業種だった。

三菱重工業や住友金属鉱山は軟調。日産自動車はさえなかった。一方、商船三井や三菱UFJ FGはしっかりだった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.58%安の712.83ポイントと反落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが631銘柄(38%)、値下がりは973銘柄(58%)、変わらずは55銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 33447.67 -177.86 33710.03 33,397.04─3

3,811.41

TOPIX 2381.76 -9.18 2395.31 2,376.98─2,

400.66

プライム市場指数 1225.74 -4.82 1232.99 1,223.29─1,

235.49

スタンダード市場指数 1153.63 +3.71 1153.50 1,152.28─1,

157.75

グロース市場指数 906.51 -4.36 914.58 904.10─920.

80

グロース250指数 712.83 -4.16 719.95 710.73─725.

27

東証出来高(万株) 124822 東証売買代金(億円 31053.84

)

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