原油先物は横ばい、OPECプラス会合控え
ロイター / 2024年5月27日 10時35分
27日アジア時間の原油先物はほぼ横ばい。来月2日に開催される石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の会合が待たれている。写真は1月15日撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
Colleen Howe
[北京 27日 ロイター] - 27日アジア時間の原油先物はほぼ横ばい。来月2日に開催される石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の会合が待たれている。
0036GMT(日本時間午前9時36分)時点で、北海ブレント先物7月限は0.11ドル高の1バレル=82.23ドル。より活発に取引されている8月限は0.13ドル高の81.97ドル。
米WTI原油先物は0.13ドル高の77.85ドル。
この日は米国と英国が祝日のため、比較的薄商いとなる見込み。
OPECは24日、次回のOPECプラス閣僚会合について、6月2日に延期しオンラインでの開催に変更したと発表した。
会合では現在実施している6月末までの日量220万バレルの自主減産を今年後半も継続するかどうかを協議する。関係筋によると、継続される見通しという。
ANZのアナリストは北半球が夏に入りドライブ旅行のピークシーズンを迎える中、ガソリンの使用量に注目している。
リサーチノートで「米国の休暇旅行はコロナ後の最高を記録すると予想されるが、燃費効率改善と電気自動車(EV)の普及により、石油需要は引き続き軟調となる可能性がある」と指摘。その上で、航空旅行の増加がそうした影響を相殺する可能性もあると述べた。
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