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イスラエル中銀、金利据え置き 3会合連続 戦争巡る不確実性指摘

ロイター / 2024年5月28日 5時2分

イスラエル銀行(中央銀行)は27日、政策金利を4.50%に据え置くと決定した。2020年6月撮影(2024年 ロイター/Ronen Zvulun)

[エルサレム 27日 ロイター] - イスラエル銀行(中央銀行)は27日、政策金利を4.50%に据え置くと決定した。イスラム組織ハマスとの戦闘を巡る先行き不透明性のほか、物価上昇圧力の高まりと経済活動の回復を踏まえた。

中銀は1月に0.25%ポイントの利下げを実施した後、2月と4月は金利据え置きを決定。今回の決定についてロイターが実施したアナリスト調査では、15人全員が据え置きを予想していた。多くのエコノミストは年内は金利は据え置かれるとの見方を示している。  

中銀は声明で「インフレを巡る環境は幾分上昇している」と言及。同時に「向こう1年のインフレ期待は高まっており、目標レンジの上限付近にある」とも指摘した。

また、経済活動と労働市場が緩やかな回復を続けている一方、地政学的な不確実性が続いていることが経済の高いリスクプレミアムに反映されているとの認識を示し、「戦争を踏まえ、物価安定と経済活動の支援に加え、市場安定と不確実性の軽減に重点を置いている」とした。  

ヤロン中銀総裁は、インフレ圧力が続き、戦争の先行きが不透明なまま政府支出が増加する限り、金利を引き下げるのは難しいと示唆。利下げプロセスは「極めて慎重に実施される」と述べた。

イスラエルのインフレ率は4月に2.8%に上昇。ただ、目標の1─3%の範囲内にある。経済成長率は昨年第4・四半期に縮小した後、第1・四半期は14.1%に回復した。

モルガン・スタンレーのエコノミスト、アリーナ・スリュサルチュク氏は、イスラエル中銀は11月に0.25%ポイントの利下げを実施し、2025年に合計1.0%ポイントの利下げを決定するとの見方を示している。

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