ホンジュラス前大統領に懲役45年、麻薬取引に関与 米で判決

　６月２６日、米国で収監されている中米ホンジュラスのフアン・オルランド・エルナンデス前大統領は、麻薬取引などに関与したとして米裁判所から懲役４５年の判決を言い渡された。写真は米国への身柄引き渡しのため飛行機に向かう同前大統領。２０２２年４月、首都テグシガルパで撮影（２０２４年　ロイター/Fredy Rodriguez）

Luc Cohen

[ニューヨーク ２６日 ロイター] - 米国で収監されている中米ホンジュラスのフアン・オルランド・エルナンデス前大統領は２６日、麻薬取引などに関与したとして米裁判所から懲役４５年の判決を言い渡された。

同氏は２０１４年から２２年まで大統領を務めていた。判決が確定すれば、５５歳の同氏にとっては終身刑に近い量刑となる見通し。

検察側は同氏が４００トン以上のコカインをホンジュラス経由で米国に密輸したと主張。麻薬取引で得た資金を活用して公務員に賄賂を贈り、１３年と１７年の大統領選挙を操作した可能性も指摘している。

検察側が終身刑を求めたのに対し、弁護側は４０年を主張していた。