米最高裁、アイダホで中絶を条件付き容認か 判決関連書類を誤公表
ロイター / 2024年6月27日 12時17分
6月26日、ブルームバーグは、人工妊娠中絶をほぼ全面的に禁止する米西部アイダホ州の州法を巡る訴訟で、連邦最高裁は妊婦が緊急を要する場合には中絶を認めるべきだとの判断を示す見通しだと報じた。写真は米最高裁。米ワシントンで5月撮影(2024 ロイター/Evelyn Hockstein)
[ワシントン 26日 ロイター] - ブルームバーグは26日、人工妊娠中絶をほぼ全面的に禁止する米西部アイダホ州の州法を巡る訴訟で、連邦最高裁は妊婦が緊急を要する場合には中絶を認めるべきだとの判断を示す見通しだと報じた。最高裁が誤って公表した判決関連の書類を基に伝えた。
書類は最高裁のウェブサイトに短時間掲載された。ロイターは書類を確認できなかった。最高裁の報道官は広報部門が書類を誤って短時間ウェブサイトで公開したと説明。アイダホ州の訴訟についての見解はまだ公表されておらず、判決は今後予定通りに発表されるとした。
最高裁では2年前にも中絶の権利を覆す判決の多数派意見の草稿が流出する事件が起きている。
誤って公開された書類によると、判決はアイダホ州の中絶禁止法について、医師が必要性を認めた患者に緊急的な措置を取ることを義務付ける連邦法「EMTALA」を順守すべきだとする下級審の判断を支持した。判事9人の判断は6対3に分かれた。中絶禁止の是非については判断を示さなかった。
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