ロシアの核ドクトリン見直し、米国は留意を=外務次官
ロイター / 2024年6月27日 13時38分
ロシアのリャブコフ外務次官(写真)は国内紙イズベスチヤに27日掲載されたインタビューで、米国はロシアが進めている核ドクトリン(基本原則)の見直しに留意すべきだと述べた。写真はモスクワ近郊で昨年10月代表撮影(2024年 ロイター)
[27日 ロイター] - ロシアのリャブコフ外務次官は国内紙イズベスチヤに27日掲載されたインタビューで、米国はロシアが進めている核ドクトリン(基本原則)の見直しに留意すべきだと述べた。
一部の西側諸国が「ロシア恐怖症」的なアプローチを改めなければ、外交関係を格下げする可能性を排除しないとも発言した。
リャブコフ氏はプーチン大統領が核兵器使用に関するドクトリンの見直しを進めていることを明らかにしていると指摘。現在の核ドクトリンは「異なる時代、異なる状況」で作成されたものであり「敵対勢力が(核ドクトリンの見直しを)深刻に受け止めている」ことを期待すると述べた。
「私は(見直しの)結果を予想しないが、敵対勢力は大統領の言葉について考えるべきだ」とし「彼らは文字通り火遊びをしている。危険な妄想に浸るのではなく、世界に真剣に目を向け、ロシアには不変の国益があり、それを最後まで守り抜く用意があることを理解するようになるべきだ」と述べた。
また「いわゆる集団的西側諸国との関係が最も難しい局面で度重なる苦難があったにもかかわらず」ロシア側から外交関係を格下げしたことは一度もないとも発言。
その上で「現状では大使館、大使の仕事が特に難しくなっており、このまま放置すべきではない」とし「将来のいかなる選択肢も排除しない。全ては敵対勢力がどう行動するかにかかっている」と述べた。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1精彩欠いたバイデン氏、NYタイムズが「強力な人物必要」と撤退促す…トランプ氏「年齢ではなく能力の問題」
読売新聞 / 2024年6月29日 18時13分
-
2ロシア、短・中距離核ミサイルの生産再開へ プーチン氏が表明 米国への対抗と主張
産経ニュース / 2024年6月29日 20時30分
-
3来月の日欧の共同訓練批判=ロシア
時事通信 / 2024年6月29日 16時21分
-
4中国、レアアース管理条例を10月施行へ 「国家所有」を強調、米国などに対抗
産経ニュース / 2024年6月29日 23時29分
-
5焦点:少年院でギャングが勧誘、スウェーデンで増える銃犯罪
ロイター / 2024年6月30日 7時54分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)